神と罪のカルマ オープニングzero【β2】

 おわかりいただけただろうか。
 『財峨 仁樹』という存在を―――――。

 料理人で、
 真面目に働き、
 先輩を尊敬し、
 親友がいて、
 家族がいて、
 立ち話をして、
 説教して、
 迷惑を掛けられて、
 協力し合って、
 世話を焼いて、
 悪戯に引っかかって、
 懐かしき夢をみて、
 心配して、
 助けてもらって、
 ナンパされて、
 馬鹿にされて、
 怒って、
 送って行って、
 褒められて、
 お遊びに行って、
 推理して、
 守って、
 走って、
 抱きしめられて、
 迎えに行って、
 簡単なミスをして、
 慌てて、
 助けにいって、
 睨み付けて、
 戦って、
 思い出して、
 悪意を向けられて、
 憎しみを持って、
 自分を軽蔑して、
 自分を否定して、
 怖がって、
 泣いて、
 弱くなって、
 立ち直って、
 目標を目指して、
 頑張って生きて、
 帰る家があって、

 誰にも渡したくない、一途で『揺ぎ無い愛』を持って、
 愛しい、恋人がいる。

 そんな『存在』なのだ――――――。







神と罪のカルマ オープニングzero【β】 終
後書き 続


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